セプテニHDは一時ストップ高、前期最終が上振れ着地で今期は24%増益へ
セプテーニ・ホールディングス<4293>は一時ストップ高に買われ年初来高値を更新している。29日の取引終了後に発表した20年9月期の連結決算(国際会計基準)で、最終損益は14億3700万円の黒字(前の期は5億4700万円の赤字)に浮上し、従来計画の11億円の黒字を上回って着地。続く21年9月期の同利益は前期比24.2%増の17億8500万円に伸びる見通しとなり、これが好材料視されている。
前期は主力のデジタルマーケティング事業で電通グループ<4324>協業の顧客数が堅調に増加したほか、7月以降にゲーム、マンガ、動画配信、ネット通販などの広告主を中心としたオンライン消費の需要を取り込み、広告案件が拡大した。今期はデジタルマーケティング事業の成長が継続し、メディアプラットフォーム事業は赤字幅が縮小する見通しだ。