東京鉄は後場急伸、主力製品拡販で第2四半期営業益2.5倍と上振れ着地
東京鐵鋼<5445>が後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう午後2時頃に、21年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比2.5倍の48億9000万円となり、従来予想の41億円から上振れて着地したことが好感されているようだ。
売上高は同7.0%増の317億8000万円(従来予想は300億円)となった。主力製品であるネジ節棒鋼のネジテツコンと、その関連商品の拡販に注力するとともに、コストダウンに取り組んできたことが奏功。また、主原料の鉄スクラップ価格が弱含みで推移し、採算が改善したことも寄与した。
なお、これまで未定としてきた21年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比6.8%増の630億円、営業利益が同45.9%増の80億円としている。