東京株式（前引け）＝続伸、ハイテク株など中心に戻り局面続く
５日前引けの日経平均株価は前営業日比２３４円３８銭高の２万３９２９円６１銭と続伸。前場の東証１部の売買高概算は５億７６８５万株、売買代金概算は１兆１５７８億４０００万円。値上がり銘柄数は１２５５、対して値下がり銘柄数は８１４、変わらずは１０２銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株が大幅高となったことを好感して広範囲にリスクを取る動きが優勢となった。アジア株も総じて堅調で投資家心理改善を後押しした。米大統領選の結果はまだはっきりしていないものの、議会選挙で上院を共和党が制し米長期金利が低下したことなどを背景にハイテク株が買われ全体を牽引する形となった。値上がり銘柄数は全体の６割弱にとどまったが、売買代金は１兆円を上回っている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が売買代金トップで大幅高、ソニー<6758>も商いを伴い堅調。任天堂<7974>が買い優勢となり、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体関連も大きく値を飛ばした。キーエンス<6861>も高い。京阪神ビルディング<8818>、あすか製薬<4514>などが急伸。半面、ファーストリテイリング<9983>が朝高後に軟化、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも冴えない。ヤマシンフィルタ<6240>が急落、リコー<7752>も大きく売られた。