東京株式(前引け)=大幅続伸、後半上げ足加速し前場高値引け
11日前引けの日経平均株価は前営業日比432円93銭高の2万5338円52銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は8億1051万株、売買代金概算は1兆6320億2000万円。値上がり銘柄数は1478、対して値下がり銘柄数は605、変わらずは92銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場で新型コロナウイルスのワクチン開発期待からNYダウが上値追いを続けたことで、リスクオンの流れに乗り日経平均も上昇基調を強めた。朝方から景気敏感株中心に買いが優勢だったが、前場後半から買いの勢いが増し、日経平均は430円あまり上昇して前場の高値で着地した。業種別ではほぼ全面高となり、資源株のほか不動産や保険セクターが値上がり上位に。売買代金も1兆6000億円台と高水準が続いている。
個別ではトヨタ自動車<7203>が堅調、ファーストリテイリング<9983>も大きく買われた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買い優勢。ファナック<6954>、日本電産<6594>なども上値を追った。ディー・エヌ・エー<2432>、カシオ計算機<6952>などが大幅高。半面、任天堂<7974>が大きく値を下げ、ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。JAL<9201>も売りに押された。ネクソン<3659>が急落、新日本電工<5563>、ワコム<6727>なども下落した。