株価指数先物【昼のコメント】SQは買い越しで幻のSQに、NT倍率は14.89まで上げ幅を広げる

市況
2020年11月13日 12時23分

日経225先物は11時30分時点、前日比130円高の2万5230円(-0.51%)前後で推移している。寄り付きは2万5390円とシカゴ先物清算値(2万5280円)を上回って始まった。現物の寄り付き時には2万5460円まで上げ幅を広げる場面がみられた。しかし、SQ通過後はじり安基調となり、前引け時には2万5210円とナイトセッションでつけた安値水準まで下げている。

米国市場が下落した影響で下押しして始まるかにみられたが、SQに絡んだ売買が日経225型で1銘柄あたり差し引きで11万株程度の買い越し、TOPIX型では3000~6万株の買い越しと観測されており、SQに伴う需給要因が押し上げた形である。SQ値は概算で25480円28銭と結果的に幻のSQとなり、上値抵抗として意識されてしまっている。

ただし、SQ通過後にナイトセッションの安値水準まで下げているものの、あくまでもSQに絡んだ需給が一巡した反動であり、調整が強まったという神経質な見方ではないだろう。NT倍率は先物中心限月で14.89まで上げ幅を広げており、NTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)によるスプレッド狙いのスタンスは継続。

なお、前場のTOPIXは1.67%の下落であり、後場は日銀のETF買い入れが見込まれる。ランチタイムでは2万5210円まで下げた後は、2万5270円辺りに戻して推移している。短期筋のショートカバーも意識されやすく、底堅い展開が見込まれる。

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