株価指数先物【引け後コメント】海外勢による日本株比率の引き上げに伴う買いが全体に入った格好

市況
2020年11月16日 17時19分

大証12月限

日経225先物 25990 +650 (+2.56%)

TOPIX先物 1735.0 +33.0 (+1.93%)

日経225先物は前日比650円高(+2.56%)の2万5990円で取引を終了。寄り付きは2万5700円とシカゴ先物清算値(2万5620円)を上回って始まった。寄り付き後はじりじりと上げ幅を広げる展開となり、前場半ばには2万5830円まで上昇。いったん2万5760円と上げ幅を縮める場面もみられたが、後場に入っても利食いをこなしながらの上昇が続き、本日の高値で取引を終えた。

ファーストリテイリング <9983> 、東京エレクトロン <8035> 、ソフトバンクグループ <9984> など指数寄与度の大きい値がさ株が相場を牽引しているが、東証1部の7割超の銘柄が上昇しており、TOPIX型の買いが断続的に入ったようである。ただしNT倍率は先物中心限月で14.98まで上昇するなど、グロースからバリュー株へのシフトというよりは、海外勢による日本株比率の引き上げに伴う買いが全体に入った格好であろう。決算発表が一巡したことで、国内機関投資家も動きやすくなったと考えられる。

グローベックスの米株先物ではNYダウが200ドルを超える上昇で推移しているが、この流れを引き継ぐ形から週明けの米国市場の上昇が意識されている。NYダウの3万ドル、ナスダックの1万2000ポイントが視野に入っていることもあり、節目を捉えてくるようだと年末ラリーへの期待も一段と高まりやすいところである。

手口面では日経225先物はソジェンが1020枚、BNPパリバが1000枚の売り越しに対して、モルガンSが1710枚、JPモルガンが860枚程度の買い越し。TOPIX先物ではソジェンが4310枚、ABNアムロが1590枚、三菱UFJが1430枚、みずほが690枚程度の売り越しに対して、シティが2920枚、BofAが1840枚程度の買い越しだった。米国系は日本株比率引き上げに伴う売買とみられる。ソジェン、BNPパリバの売りについては、現物買い、先物売りに伴う裁定買いに伴うポジションであろう。

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