19日の株式相場見通し=続落、押し目買いで売り一巡後下げ渋る展開も

市況
2020年11月19日 8時01分

19日の東京株式市場は、売りに押される展開で日経平均株価は続落となりそうだ。前日の米国株市場では新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感から再びリスクを回避する売り圧力が表面化、NYダウ、ナスダック総合指数など主要株指数が揃って軟調な値運びとなった。特に引けにかけて下落幅を急速に広げるなど地合いの悪さが目立った。日本国内も新型コロナの感染者数が急増傾向にある。前日に東京都で1日当たり感染者数が過去最多を記録し、全国でも初の2000人を超えるなどで懸念が強まるなか、市場心理への影響が避けられない状況にある。ただ、決算発表シーズンを通過して、総じて企業業績が事前コンセンサスを上回り増額修正銘柄が多かったことはポジティブ材料だ。下値では好決算銘柄を中心に押し目買いが入り、売り一巡後は下げ幅が縮小する可能性もある。

18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比344ドル93セント安の2万9438ドル42セントと続落。ナスダック総合株価指数は同97.740ポイント安の1万1801.603だった。

日程面では、10月の首都圏・近畿圏のマンション販売など。また、アララ<4015>が東証マザーズに新規上場する。海外では11月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、10月の米中古住宅販売件数、10月の米景気先行指数など。

出所:MINKABU PRESS

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