東京株式(大引け)=638円高、29年半ぶりの高値圏に再浮上

市況
2020年11月24日 15時41分

3連休明けとなった24日の東京株式市場は急速にリスクオンの流れが強まり、日経平均株価は一時700円を超える上昇をみせた。

大引けの日経平均株価は前営業日比638円22銭高の2万6165円59銭と4日ぶり急反発。東証1部の売買高概算は13億9869万株、売買代金概算は2兆9478億2000万円。値上がり銘柄数は1639、値下がり銘柄数は466、変わらずは73銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米株高に追随して日経平均が先物を絡め強力に上値を追う形となった。新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待感に加え、徐々にバイデン新政権の布陣が見えてきたことで安心感も台頭しているようだ。財務長官にはイエレン前FRB議長を選出するとの観測が高まり、これが株式市場にはポジティブ材料として受け止められた。個別では全体の75%の銘柄が上昇、業種別では東証1部33業種中、水産を除きほぼ全面高の様相に。日経平均は一時730円あまり上げる場面もあった。終盤はさすがに伸び悩んだものの大引けにかけて締まり、640円近い上昇で29年半ぶりの高値に浮上した。商いも活況で、売買代金は3兆円近い水準に膨らんでいる。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が商いを膨らませ大きく値を上げたほか、ソニー<6758>が高く、任天堂<7974>、トヨタ自動車<7203>も堅調。日本電産<6594>も買い優勢。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体関連が上昇し、ファナック<6954>も買いを集めた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。古河電池<6937>が売買高を膨らませ東証1部値上がり率トップとなったほか、正興電機製作所<6653>、モリテック スチール<5986>も急騰した。

半面、ANAホールディングス<9202>が売りに押され、KDDI<9433>、NTT<9432>も冴えない。チェンジ<3962>も下値を探った。シキボウ<3109>が売られ、アサンテ<6073>も下落。クスリのアオキホールディングス<3549>、エン・ジャパン<4849>なども水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2020年11月24日 17時11分

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