<動意株・26日>(前引け)=山一電機、マーベラス、片倉工業

材料
2020年11月26日 11時31分

山一電機<6941>=上値指向。今年6月23日以来約5カ月ぶりに1500円台乗せとなった。半導体検査用ソケットを手掛け、米アップルのサプライヤーの一角としても実績があり、アップルの5G対応の最新機種「iPhone12」の売れ行きが注目されるなか、見直し人気が高まっている。また、11月に入ってから、りそなアセットマネジメントが同社の5%超の株主に浮上したほか、日興アセットマネジメント、三井トラスト・アセットマネジメントが同社株を買い増す動きをみせており、株式需給面からも先高思惑がある。

マーベラス<7844>=大幅高で4日続伸。25日の取引終了後、和風アクションRPG「天穂のサクナヒメ」の世界累計出荷本数が50万本を突破したと発表しており、これが好感されている。「天穂のサクナヒメ」は、インディゲームとして企画・開発され、マーベラス及び海外グループ会社によりグローバル展開を行っているタイトル。日本とアジアでは11月12日に、北米とSteam版(PC)においては米国子会社Marvelous USAから同月10日に、欧州では欧州子会社Marvelous Europeが同月20日に発売した。好調な販売による業績への寄与が期待されている。

片倉工業<3001>=急反発、年初来高値を更新。25日の取引終了後、20年12月期の連結最終利益を従来予想の16億円から25億円へ上方修正すると発表。従来の7.6%減益予想から一転して44.3%増益見通しとなったことが好感されている。医薬品事業でニトログリセリンの販売が伸びるほか、不動産事業ではテナントの売上高、賃料水準がともに回復する見込みとなった。また、経費削減や構造改革の進展に加え、投資有価証券売却益7億円を計上することも最終利益を押し上げる。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の14円から16円(前期は14円)に増額修正したことも好材料視されている。併せて、埼玉県加須市に保有する物流倉庫の売却に伴い、来期(21年12月期)に売却益約13億円を特別利益に計上することも明らかにしている。

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出所:MINKABU PRESS

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