注目銘柄ダイジェスト(前場):フジクラ、リプロセル、トヨタ紡織など

市況
2020年12月2日 11時53分

ミライトHD<1417>:1649円(+54円)

大幅続伸。本日の立会外取引で自己株式の取得を行うと発表、買い手掛かり材料となっている。発行済み株式数の5.56%に当たる600万株を上限に取得、取得額は1595円としている。大株主の売却意向に対応するとともに、株主還元の充実などを取得意向としている。一株当たりの価値向上、将来的な需給懸念の後退などにつながる形へ。同社の自社株買いは19年9月に立会外取引で実施して以来となる。

シャノン<3976>:2771円(+62円)

大幅に3日ぶり反発。バーチャルイベントに関する新サービスを提供する子会社「ZIKU(ジクウ)」(東京都港区)を設立したと発表している。20年来のイベントビジネスで蓄積してきたイベント開催支援のノウハウを生かし、主催者や出展者、参加者に対してハイクオリティなバーチャルイベントを低コストで提供することを目指す。新型コロナウイルスの感染防止の観点からバーチャルイベントの需要拡大を期待した向きが買いを入れているようだ。

トヨタ紡織<3116>:1440円(+57円)

大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1750円から2100円に引き上げている。、自動化や開発効率向上など固定費効率化、現調化推進など限界利益率上昇による収益性向上を評価。また、拡販の進展、多く有している電動化関連製品の成長機会なども期待視、割安感の是正を想定しているようだ。

フジクラ<5803>:451円(+30円)

大幅続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も320円から530円に引き上げている。光ファイバー事業の高付加価値品へのシフト、減損・拠点統廃合などの固定費削減策など、痛みを伴う構造改革により不採算事業が縮小する一方、データセンター向け超多心ケーブルを成長ドライバーに業績はV字回復へ転じると予想。選択と集中を進める経営姿勢の変化を評価。

西松屋チェ<7545>:1527円(-51円)

伸び悩んで反落。前日に21年2月期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の85億円から107億円、前期比5.6倍の水準にまで増額している。来店客数の増加によって全般的に販売が好調に推移したほか、気温の低下に伴い秋冬物衣料の販売も伸びているようだ。ただ、上半期までの進捗が高水準であったほか、足元の月次売上も好調に推移していたことから、業績上方修正は織り込み済みとして出尽くし感が先行へ。

伊藤園<2593>:7670円(-300円)

大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は86.1億円で前年同期比39.0%減益となった。また、通期予想は従来の200億円から123億円に下方修正、一転しての減益見通しとしている。新型コロナの影響が想定以上に長期化しており、、コンビニや自動販売機を通じた販売数量が大きく減少しているもよう。下振れ自体は想定されていたものの、市場コンセンサスは180億円程度であったため、想定外の下方修正と捉えられる形に。

SOSEI<4565>:1704円(+59円)

大幅に3日続伸。米バイオ医薬品企業のバイオヘイブンとグローバルな研究開発提携及びライセンス契約を締結したと発表している。同社はそーせいグループの新規低分子CGRP拮抗薬ポートフォリオに関するグローバルな独占的製品化の権利を取得する。そーせいグループは契約一時金0.10億ドルを受領するほか、総額で最大3.70億ドルのマイルストンや段階的ロイヤリティを受領する権利を得る。

リプロセル<4978>:420円(+21円)

大幅に反発。6月29日に公表していた個人向けiPS細胞作製サービス「パーソナルiPS」の受け付けを21年1月から開始すると発表している。併せて専用ホームページを開設した。将来の病気や怪我に備えるため、不要になった歯や尿から個人のiPS細胞を予め作製して保管する。患者本人の細胞を移植するため、免疫拒絶反応の問題を回避できるほか、事前にストックしておくことで治療までの準備期間を短縮できる。

《ST》

提供:フィスコ

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