三桜工が急反騰で4ケタ大台復帰、来期業績の急回復期待が追い風に

材料
2020年12月16日 12時51分

三櫻工業<6584>が急反騰、一時14.8%高の1050円まで値を飛ばす場面があった。世界的な電気自動車(EV)シフトの動きを背景にEVの基幹部品である2次電池関連に物色の矛先が向かうなか、現在主流のリチウムイオン電池よりも高性能の全固体電池が投資テーマとして浮上している。同社は出資先の米ソリッドパワーが全固体電池を開発・出荷していることで、関連有力株として人気素地に火がついている。また、業績面では21年3月期は主力の自動車用チューブが落ち込み営業87%減益と低迷する見通しながら、これについては株価に織り込みが進んでおり、「22年3月期は米国や中国を中心とする新車販売拡大の恩恵を享受して20年3月期の実績を上回るV字以上の回復が見込める」(準大手証券ストラテジスト)との見方が買いを誘導しているもよう。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2020年12月17日 10時23分

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