任天堂が一時4000円高、スイッチ中国販売絶好調で海外資金が攻勢
任天堂<7974>が商い急増のなか値を飛ばし、一時4000円あまりの急伸をみせマーケットの視線が集中している。新型コロナウイルスの感染再拡大で巣ごもり消費関連に改めて物色資金が向かっており、レジャー分野ではその代表格である同社株が存在感を強めている。市場関係者によると「中国でのニンテンドースイッチの販売が好調を極めており、ここでも独り勝ちの様相となってきた。スイッチの販売台数は今期末までに400万台を販売するとの試算も出ており、中国のゲーム市場を席捲していることで、アジア系のファンド資金が同社株に注目している」(国内ネット証券大手)という。株式需給も良く、信用買い残の整理がここ急速に進んでいることを見ても分かるように、個人投資家は総じて利益確定の動きを優先させており、海外投資家の実需買いが株高の背景にある。