東京株式(前引け)=続落、朝高後に値を消し下値模索展開に
21日前引けの日経平均株価は前営業日比159円79銭安の2万6603円60銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は5億4953万株、売買代金概算は1兆180億3000万円。値上がり銘柄数は600、対して値下がり銘柄数は1482、変わらずは102銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は寄り付きは日経平均がプラス圏でスタートしたものの、その後は買いが続かず、急速に値を消し下値を探る展開に。日経平均は一時200円を超える下げとなった。米国では20日に、日本円にして93兆円規模の新型コロナウイルス追加対策発動で合意したことが伝わり、これはプラス材料となったものの、新型コロナ感染拡大への警戒感が根強くその後は売りに押される展開を余儀なくされた。
個別では任天堂<7974>が利益確定売りに押され、トヨタ自動車<7203>も軟調。ファナック<6954>、日本電産<6594>なども冴えない。キャリアインデックス<6538>が急落、新日本理化<4406>も売られた。名村造船所<7014>、リゾートトラスト<4681>なども値を下げた。半面、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、ソニー<6758>もしっかり。ダイキン工業<6367>も買い優勢だった。シンシア<7782>、ジーンズメイト<7448>などが値を飛ばし、長野計器<7715>は商いを伴い大幅高。アドソル日進<3837>、東邦亜鉛<5707>なども大幅高となった。