クレオは逆行高で異彩放つ、人事DX推進のクラウドサービスに期待
クレオ<9698>が全体下げ相場のなかで続伸、一時56円高の1399円まで上値を伸ばす強さをみせた。株価は16日に大陽線で中長期波動の分水嶺である75日移動平均線を上放れ、その後も継続的な買いを呼び込みもみ合い離脱を鮮明としている。法人向けに特化したICT事業を展開、システム開発受託やERP販売を主力に企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する。強みとするクラウドサービスでは人事部門のDX推進フレームワーク「ジームクラウド」を今月から販売開始しており、需要獲得が期待される状況にある。業績も好調で18年3月期以降は利益高成長トレンドに乗っている。21年3月期も新型コロナの影響をこなし6%増収、5%営業増益予想とトップライン、利益ともに成長を堅持する見通し。