【↑】日経平均 大引け| 続伸、薄商いのなか景気敏感株が買われる (12月24日)

市況
2020年12月24日 16時03分

日経平均株価

始値  26635.11

高値  26764.53(09:08)

安値  26605.26(10:32)

大引け 26668.35(前日比 +143.56 、 +0.54% )

売買高  8億7840万株 (東証1部概算)

売買代金 1兆6122億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は前日比143円高と続伸、鉄鋼、非鉄など景気敏感株が高い

2.23日のNYダウは114ドル高と反発、新型コロナワクチンへの期待で

3.クリスマスの前日で参加者は減少し売買代金は1兆6000億円台と低調

4.レノバやイーレックス、エフオンなど環境関連銘柄に物色機運膨らむ

5.ウェルスナビやいつも、Kaizenなど直近IPO銘柄への人気は継続

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比114ドル高と反発した。ファイザーのワクチン追加供給が好感され景気敏感株を中心に買いが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は続伸。商いは低調で買い一巡後は一進一退となった。

23日の米株式市場では、NYダウが反発。新型コロナワクチンに対する期待が膨らんだ。また、英国と欧州連合(EU)の通商交渉が大枠で合意したと報じられたことも好感された。これを受けた東京市場は買い先行の展開となり一時200円を超える上昇となった。ただ、きょうはクリスマスの前日で米国は株式・債券市場が短縮取引となることもあり、市場参加者は限定的。売買代金が細るなか、買い一巡後は方向感に欠ける展開となった。鉄鋼、非鉄、空運といった景気敏感株が堅調だった。

個別銘柄では、任天堂<7974>やファーストリテイリング<9983>、トヨタ自動車<7203>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株が買われた。日本電産<6594>やキーエンス<6861>もしっかり。レノバ<9519>やイーレックス<9517>、エフオン<9514>といった環境関連株が上昇。ウェルスナビ<7342>やいつも<7694>、Kaizen Platform<4170>といった直近IPO銘柄の人気が継続した。

半面、ソフトバンクグループ<9984>やソニー<6758>が安く、武田薬品工業<4502>や東京エレクトロン<8035>、BASE<4477>が値を下げた。SBIホールディングス<8473>や日野自動車<7205>が大幅安となり、SMC<6273>やルネサスエレクトロニクス<6723>が軟調だった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、中外薬 <4519> 、テルモ <4543> 、ダイキン <6367> 、TDK <6762> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約93円。うち58円はファストリ1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、日野自 <7205> 、アドテスト <6857> 、ファナック <6954> 、バンナムHD <7832> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約42円。うち29円はSBG1銘柄によるもの。

東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は情報・通信業、証券商品先物の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉱業、(2)鉄鋼、(3)非鉄金属、(4)銀行業、(5)空運業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)医薬品、(2)その他製品、(3)水産・農林業、(4)サービス業、(5)保険業。

■個別材料株

△燦キャピタル <2134> [JQ]

山林の売買・管理を行う早稲田不動産管理の株式の一部取得。

△トランスG <2342> [東証M]

子会社が新型コロナスパイクタンパク質に対する抗体を取得。

△アートSHD <3663> [東証2]

「CLIP STUDIO PAINT」の累計出荷本数が1000万本を突破。

△岡野バ <6492> [東証2]

20年11月期営業利益は計画上振れで着地。

△岩崎電 <6924>

自社の紫外線ランプによる新型コロナ不活化効果を確認。

△シンシア <7782>

20年12月期業績及び配当予想を上方修正。

△エイベックス <7860>

「本社ビルを売却」との報道。

△日本フォーム <7869> [JQ]

NFSによるTOB価格3100円にサヤ寄せ。

△ビイングHD <9145> [東証2]

オカムラと共同で物流倉庫での自律移動ロボット実証実験を開始。

△建設技研 <9621>

20年12月期配当予想は前期比10円増配。

▼クラレ <3405>

火災事故の訴訟に関連し169億円の特別損失を計上。

▼NaITO <7624> [JQ]

第3四半期営業利益89%減。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)シンシア <7782> 、(2)木村化 <6378> 、(3)建設技研 <9621> 、(4)ナルミヤ <9275> 、(5)沢藤電 <6901> 、(6)日金属 <5491> 、(7)スタティアH <3393> 、(8)WSCOPE <6619> 、(9)エフオン <9514> 、(10)ツナグGHD <6551>

値下がり率上位10傑は(1)日野自 <7205> 、(2)SBI <8473> 、(3)東都水 <8038> 、(4)ネオジャパン <3921> 、(5)ワイエイシイ <6298> 、(6)杉本商 <9932> 、(7)エデュラボ <4427> 、(8)日山村硝 <5210> 、(9)フォーバル <8275> 、(10)ブラス <2424>

【大引け】

日経平均は前日比143.56円(0.54%)高の2万6668.35円。TOPIXは前日比9.06(0.51%)高の1774.27。出来高は概算で8億7840万株。東証1部の値上がり銘柄数は1468、値下がり銘柄数は615となった。日経ジャスダック平均は3671.47円(12.78円高)。

[2020年12月24日]

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