株価指数先物【昼のコメント】連邦議会上院投票の速報でショートを仕掛けるも、2万7000円は割り込まず

市況
2021年1月6日 12時19分

日経225先物は11時30分時点、前日比30円高の2万7100円(+0.11%)前後で推移している。寄り付きは2万7090円とシカゴ先物清算値(2万7130円)を下回って始まったが、前場半ばに向けて切り返し一時2万7170円まで上昇。その後、米ジョージア州の連邦議会上院投票の出口調査で民主党がリードと伝わったほか、グローベックスでのナスダック100先物の弱い値動きがトリガーとなり、2万7000円まで売られる場面がみられている。ただし、2万7000円を割り込まなかったことでショートカバーの流れに向かい、前引けにかけては2万7100円近辺での推移となった。

連邦議会上院投票の出口調査の速報を受けてショートを仕掛ける動きがみられたが、節目の2万7000円を割り込まなかったことで売り方も仕掛けづらくなったであろう。ただし、グローベックスのナスダック100先物が100ポイント安程度で推移しており、下げ幅を広げてくるようだと再びショートを仕掛けてくる可能性がありそうだ。その場合でも、投票の最終結果判明には数日かかるとみられていることもあり、短期的な仕掛けが中心となろう。

前引けのTOPIXは0.34%の上昇であり、後場は日銀のETF買い入れはないだろう。TOPIXの強さが目立っており、NT倍率は先物中心限月で一時15.06倍まで低下し、テクニカル面では一気に転換ポイントとなる25日移動平均線(15.04倍)水準まで下げている。調整一巡感が意識されやすい水準である一方で、同線を明確に下回ってくるようだとNTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)の動きが本格化する可能性があるため、連邦議会上院投票の動向により反応しやすくなりそうである。

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