ミロク情報 Research Memo(6):M&Aも活用しbizskyプラットフォームの拡張を図る(1)

特集
2021年1月7日 15時46分

■今後の見通し

3. 2025年度に向けての展望

(1) 基本戦略

ミロク情報サービス<9928>は今後の「飛躍的な成長」を実現していくため、2025年度に向けた中期経営計画の策定に取り掛かっている。事業環境認識としては、ポスト・コロナ時代において「非対面販売」「キャッシュレス」「シェアエコノミー」「XaaS(クラウドサービス化)」などが今後数年間で急速に進み、多くの企業活動がデジタルを前提としたものへと大きく変わり、さらに、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)によるビジネススタイルの変化、新たな顧客体験の価値が創出されていくものと見ている。特に、政府がIT戦略の指針を盛り込んだ「世界最先端デジタル国家創造宣言」を公表し、『デジタル強靭化社会』の実現を目指してデジタル庁を新設するなど、今後、DX化加速に向けて政策面からの後押しも期待される状況となっている。実際、中小企業のデジタル化を支援するIT導入補助金についても2021年度はさらに拡充する方向で検討が進んでいる。

こうしたなか、同社では2025年度に向けた経営戦略のポイントとして以下の4点を挙げている。

・既存のERP事業におけるビジネスモデルの変革(クラウドサービス・サブスクリプションモデルへの移行。ただし、中長期的には利益率が向上するが、移行スピードが速すぎると短期的には業績のマイナス要因となる可能性がある点には留意。)

・新規事業(第二の収益柱)の確立(AIやブロックチェーン技術あるいはサービスなど不足しているリソースをM&Aやアライアンスで取り込み、グループシナジーを図ることで新規事業を育成。)

・価値創造とイノベーションへの挑戦(bizskyプラットフォームを通じて圧倒的な顧客体験の創出を目指す。)

・サステナブルな社会の実現(社会貢献とステークホルダーの満足度向上。)

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《EY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.