中国工業が一時9%高で4連騰、水素関連株人気に乗り急上昇
中国工業<5974>が一時9%近い上昇で1180円まで買われ4連騰。急勾配の5日移動平均線とも上方カイ離を拡大する勢いで上げ足を強めている。菅政権では世界的に進む脱炭素への取り組みに対応して2050年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。そのなか、燃焼時に二酸化炭素を出さない水素は、「脱炭素化の切り札」にも位置付けられており、政府は水素や蓄電池など脱炭素に向けた研究・開発を支援する2兆円規模の基金を創設し、最長で企業を10年間支援する計画が伝えられている。同社は家庭用プロパンガス容器のトップメーカーで鉄鋼業界向けでも実績を持つ。独自技術を生かして水素容器開発にも傾注していることから、水素関連株の一角として人気素地を開花させている。