15日の株式相場見通し=米株終盤失速で上値重い展開か

市況
2021年1月15日 8時00分

15日の東京株式市場は、根強い買いが予想されるものの目先利益確定の売り圧力も顕在化し上値の重い展開となりそうだ。前日の米国株市場は気迷い気味の動きとなった。バイデン次期米大統領が発表予定の追加経済対策に期待した買いが景気敏感株中心に流入し、主要株指数は堅調な値動きをみせていたが、終盤失速してNYダウ、ナスダック総合指数ともにマイナス圏に沈んだ。米長期金利の上昇が警戒され割高感の強いハイテク株などに逆風となっている。東京市場では日経平均が前日に240円あまりの上昇で5連騰と強さをみせたが、大引けにかけて上げ幅を急速に縮小する展開で足もとは高値警戒感も浮上している。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感も拭えず、週末要因も考慮して手仕舞い売りに押される場面も想定される。

14日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比68ドル95セント安の3万991ドル52セントと続落。ナスダック総合株価指数は同16.313ポイント安の1万3112.638だった。

日程面では、11月の第3次産業活動指数など。海外では12月の中国新築住宅価格動向、11月のユーロ圏貿易収支、1月の米ニューヨーク連銀製造業景況指数、1月の米消費者信頼感指数、12月の米小売売上高、12月の米卸売物価指数(PPI)など。

出所:MINKABU PRESS

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