前週末15日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年1月18日 5時20分

■バリュエンス <9270>  3,065円 (-700円、-18.6%) ストップ安

バリュエンスホールディングス <9270> [東証M]がストップ安に売られた。14日の取引終了後に発表した21年8月期第1四半期(9-11月)の連結決算で、経常利益が前年同期比37.8%減の4億5000万円に落ち込んだことが嫌気された。新規出店や海外展開の加速などの事業拡大に伴い、人件費が増加したほか、オークションをはじめとしたシステム開発を積極化したことで業務委託費などが膨らんだことも響いた。また、売上高118億2300万円(前年同期比1.8%増)と伸び率が小幅にとどまったことも弱材料視されたようだ。

■TKP <3479>  2,193円 (-500円、-18.6%) ストップ安

ティーケーピー <3479> [東証M]がストップ安。同社は14日大引け後に決算を発表。21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結最終損益は28.5億円の赤字(前年同期は12.4億円の黒字)に転落した。

■RPA <6572>  618円 (-52円、-7.8%)

東証1部の下落率8位。RPAホールディングス <6572> が大幅3日続落。同社は14日大引け後に決算を発表。21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結最終利益は前年同期比10.5%減の3400万円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の1億2600万円→6200万円(前期は1700万円)に50.8%下方修正し、増益率が7.4倍→3.6倍に縮小する見通しとなった。

■IDOM <7599>  578円 (-34円、-5.6%)

IDOM <7599> が急反落。14日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を3600億円から3617億円(前期比微増)へ、営業利益を87億円から101億円(同11.1%増)へ、純利益を45億円から55億円(同55.1%増)へ上方修正し、これを受けて朝方は高く始まったものの、買い一巡後は材料出尽くし感から利益確定売りに押される展開となった。従来予想では、小売台数が前期比で増加する一方、新車市場の低迷はしばらく続くことを前提に、買取台数が前期比で減少する想定としていたが、第3四半期までの進捗としては小売台数は想定どおりに推移し、買取台数は想定を上回り増加していることが要因。また、効率化による販管費の削減も進んでいるとしている。なお、第3四半期累計(3-11月)決算は、売上高2820億8200万円(前年同期比3.5%増)、営業利益86億1600万円(同11.5%増)、純利益52億2600万円(同45.3%増)だった。

※15日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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