<動意株・19日>(大引け)=Jパワー、ワタミ、アストマクスなど

材料
2021年1月19日 15時02分

Jパワー<9513>=5日移動平均線足場に戻り足。電力の卸業務を主力とし石炭火力や水力を軸としているが、脱炭素化が世界的なテーマとなるなか、洋上風力発電への展開や二酸化炭素(CO2)削減技術への取り組みでも先駆している。市場で注目されているのが秋田沖の洋上風力発電のほか、同社独自ノウハウを駆使したCO2を地中に貯留する技術で、海底などに回収・貯留する次世代技術にマーケットの関心が高い。

ワタミ<7522>=急反発。同社は18日、食事宅配サービス「ワタミの宅食」で、新商品「旬の野菜BOX」の取り扱いを開始すると発表しており、業績への寄与などが期待されているようだ。「旬の野菜BOX」は、昨年12月に業務提携したデリカフーズホールディングス<3392>との共同企画で、ワタミファームの有機野菜を含めた国産野菜7種類以上を詰め合わせて顧客に届けるサービス。新型コロナウイルス対策としての外出自粛に加え、緊急事態宣言で高まるデリバリー需要に対応するとしている。

アストマックス<7162>=大幅続伸。18日の取引終了後に発表した保有する太陽光発電所の20年12月度の発電状況が82万2145キロワットアワーとなり、予想発電量の72万5660キロワットアワーを上回ったことが好感されている。なお、予想発電量を上回るのは3カ月連続となる。同時に、12月度の月末運用資産残高を発表しており、3439億5000万円と前月比で1.4%の減少となった。

ユビテック<6662>=一時ストップ高。18日の取引終了後、工場設備リアルタイム監視システム「D-COLLECT」に人工知能(AI)の解析により製品不良要因を特定する機能を追加し、製品不良改善サービスへ刷新したと発表した。従来の「D-COLLECT」では、製造設備から発する信号を取り込むことで設備の稼働をリアルタイムに「見える化」するサービスを提供し、適切な生産計画と進捗管理を実現していたが、今回のシステム刷新では製品製造時の原材料や生産設備、金型などのデータを蓄積。これをAIで解析することで製品の不良要因を特定する機能を追加し、製品不良を改善するサービスへと刷新したという。同時に、工場や工事現場などで働く作業者の安全を見守る安全衛生支援サービス「Work Mate」に、新たに熱中症予兆検知機能を追加すると発表しており、これも好材料視されている。

中国工業<5974>=ストップ高。政府はグリーン成長戦略を背景に、水素や蓄電池など脱炭素に向けた研究・開発を支援する2兆円規模の基金を創設し、最長で企業を10年間支援する計画にある。水素は「脱炭素化」の切り札とされるクリーンエネルギーで株式市場でも投資テーマとして急浮上している。そうしたなか、ガス容器のトップメーカーである同社は水素容器開発にも力を入れており、同関連銘柄として注目を浴びている。株式需給面でも19日は日々公表解除日にあたり、規制解除に伴い投資資金の攻勢を誘っている。

FRONTEO<2158>=急伸。18日の取引終了後、東京都から第1種医療機器製造販売業許可を取得したと発表したことが材料視されている。同社は現在、世界初となる会話型認知症診断支援AIシステムの臨床試験開始を目指して準備を進めているが、今回の認可取得によりAI医療機器の技術開発から製品開発・臨床開発・製造・販売まで全てを自社で行うことが可能となり、国内初の言語系AI医療機器のワンストップモデルが構築できるとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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