話題株ピックアップ【夕刊】(3):MHグループ、MKシステム、トランスG

注目
2021年1月19日 15時19分

■エム・エイチ・グループ <9439>  248円  +50 円 (+25.3%) ストップ高   本日終値

エム・エイチ・グループ<9439>がストップ高。18日の取引終了後、子会社がライトスタッフが、理美容業界における持続可能な環境経営支援を目的にENECHANGE<4169>と業務提携したと発表しており、これが好感された。今回の提携は、再生可能エネルギーの活用と拡大を通じて、理容室・美容室の環境経営を支援する施策を共同で実施するのが狙い。第1弾として、全国の理容室・美容室約37万店舗に対して、CO2排出量が少ないなどの環境価値を有する環境配慮型電力プランの導入を中心とした持続可能な環境経営支援を促進するという。また、提携を機に「モッズ・ヘア」サロン及びMHグループ本社事務所で、電気によるCO2排出量がゼロであるCO2フリー電力プランへの切り替えを実施するとしている。

■エムケイシステム <3910>  944円  +150 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値

マイナンバー関連株が軒並み高。きょう昼ごろ、日本経済新聞電子版が「平井卓也デジタル改革相は19日の閣議後の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種の管理にマイナンバーを活用すべきだと主張した」と報じており、これが材料視されたようだ。エムケイシステム<3910>がストップ高で張りついているほか、アクモス<6888>、カーディナル<7855>も一時値幅制限いっぱいに買われた。このほか、ITbookホールディングス<1447>をはじめ、NCS&A<9709>、クロスキャット<2307>なども高い。

■トランスジェニック <2342>  549円  +80 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値

トランスジェニック<2342>はストップ高。18日の取引終了後、21年3月期業績について、売上高を105億円から109億~112億円(前期比1.3%減~1.4%増)へ、営業利益を4億5000万円から7億~9億円(同4.0~5.2倍)へ、最終損益を2億8000万円の黒字から5億~6億5000万円の黒字(前期4億4000万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。創薬支援事業で、新型コロナウイルス検査(PCR検査)の受託件数が想定より大きく伸長したほか、非臨床試験受託などのその他の創薬支援事業も、WEB面談などが定着し順調に受注を伸ばしたことが主因としている。またTGBS事業では、トレンド商品を取り扱うことで粗利の改善が進み業績に貢献する。

■中国工業 <5974>  1,141円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値

中国工業<5974>はストップ高。政府はグリーン成長戦略を背景に、水素や蓄電池など脱炭素に向けた研究・開発を支援する2兆円規模の基金を創設し、最長で企業を10年間支援する計画にある。水素は「脱炭素化」の切り札とされるクリーンエネルギーで株式市場でも投資テーマとして急浮上している。そうしたなか、ガス容器のトップメーカーである同社は水素容器開発にも力を入れており、同関連銘柄として注目を浴びている。株式需給面でも19日は日々公表解除日にあたり、規制解除に伴い投資資金の攻勢を誘っている。

■テラプローブ <6627>  943円  +92 円 (+10.8%)  本日終値

テラプローブ<6627>が大幅高。同社は半導体装置分野でDRAMやシステムLSIのテスト工程受託を手掛ける。米中摩擦のあおりで半導体の需給逼迫が深刻化するなか、台湾企業への半導体の注文が集中し、TSMCなど大手は超繁忙状態となっている。そのなか、テラプローブはが、台湾の力成科技(PTI)の傘下にあり、この恩恵を享受しやすい。発行株数1000万株以下と小型で浮動株比率も低く、株式需給面から上値の軽さに着目した買いが流入している。

■FRONTEO <2158>  665円  +56 円 (+9.2%)  本日終値

FRONTEO<2158>は大幅高。18日の取引終了後、東京都から第1種医療機器製造販売業許可を取得したと発表したことが好感された。同社は現在、世界初となる会話型認知症診断支援AIシステムの臨床試験開始を目指して準備を進めているが、今回の認可取得によりAI医療機器の技術開発から製品開発・臨床開発・製造・販売まで全てを自社で行うことが可能となり、国内初の言語系AI医療機器のワンストップモデルが構築できるとしている。

■アストマックス <7162>  365円  +26 円 (+7.7%)  本日終値

アストマックス<7162>が大幅続伸。18日の取引終了後に発表した保有する太陽光発電所の20年12月度の発電状況が82万2145キロワットアワーとなり、予想発電量の72万5660キロワットアワーを上回ったことが好感された。なお、予想発電量を上回るのは3カ月連続となる。同時に、12月度の月末運用資産残高を発表しており、3439億5000万円と前月比で1.4%の減少となった。

■スタティアH <3393>  1,052円  +58 円 (+5.8%)  本日終値

スターティアホールディングス<3393>が反発。18日の取引終了後、子会社スターティアラボがBrocante(東京都渋谷区)のチャットボット事業を譲り受け、デジタルマーケティングSaaSサービス「Cloud CIRCUS(クラウドサーカス)」へ連携させたと発表しており、これが好感された。「Cloud CIRCUS」は従来、8つのツールを展開していたが、今回の譲受により9つへと増えることになる。これまで、情報提供を得た見込み顧客へのコミュニケーションは、MA(マーケティングオートメーション)ツール「BowNow」が担当していたが、今後は情報提供前の顧客とのコミュニケーションをWEBサイト上のチャット機能によって自動化させ、顧客体験を向上させることができるようになるとしている。

■水戸証券 <8622>  269円  +13 円 (+5.1%)  本日終値

水戸証券<8622>が後場一段高。午前11時30分ごろに発表した第3四半期累計(20年4~12月)連結決算速報値が、売上高113億6400万円(前年同期比30.6%増)、経常利益23億6800万円(同10.3倍)と大幅増益となったことが好感された。株式委託手数料が同85.7%増、募集・売り出しの取扱手数料が同46.6%増となったことが牽引役となった。なお、決算発表は1月28日を予定している。

■フェニックスバイオ <6190>  635円  +29 円 (+4.8%) 一時ストップ高   本日終値

フェニックスバイオ<6190>が一時ストップ高。18日の取引終了後、農薬など化学品の安全性評価で残留農薬研究所(茨城県常総市)と業務提携したと発表しており、これが好感された。残留農薬研究所は、農薬に特化した安全性評価の受託試験施設。今回の提携は、農薬などの化学品の安全性評価に関するフェニクスB製品の受託試験業務を同研究所に委託するとともに、この分野でのPXBマウス(ヒト肝細胞を持つキメラマウス)の更なる市場拡大を目指すことを目的としたもの。なお、同件が21年3月期業績に与える影響は軽微としている。

●ストップ高銘柄

天昇電気工業 <6776>  683円  +100 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値

ココペリ <4167>  7,490円  +1,000 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値

ケアサービス <2425>  764円  +100 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.