来週の株式相場に向けて=決算シーズンに突入、27日の米テスラも要注目

市況
2021年1月22日 17時29分

来週の株式市場は、日米企業の決算発表に関心が集中しそうだ。今週の日経平均株価は前週比で112円(0.4%)高と4週連続の上昇。終値ベースでは21日に30年5カ月ぶりの高値水準まで上昇している。日経平均株価には高値警戒感が出ているが、2万9000円も視野に入っている。来週の予想レンジは2万8300~2万9000円。

来週のポイントは、何といっても25日の日本電産<6594>を皮切りに決算発表シーズンに突入することだ。その前哨戦として注目された12日発表の安川電機<6506>の21年2月期業績は、上方修正を発表し好感された。日電産の決算も好調なら、良好な滑り出しとなるだろう。更に、26日のディスコ<6146>や日東電工<6988>、27日の信越化学工業<4063>、オムロン<6645>、ファナック<6954>、28日のアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、29日のコマツ<6301>、NEC<6701>などが注目されよう。

また、米国の決算発表も真っ盛りだ。来週は26日のマイクロソフトや29日のキャタピラーなどが関心を集めているが、なかでも注目イベントが目白押しなのが27日だ。この日はアップルに加えフェイスブック、さらにテスラの決算が予定されている。特に、昨年最も関心を集めた銘柄であるテスラの決算への関心は高く、目が離せないだろう。

また、26日から米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、27日はその結果発表とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見も予定されている。FOMCは現状維持が見込まれているが、パウエルFRB議長の発言は注目されそうだ。28日には米10~12月期国内総生産(GDP)が発表され、前期比年率4.8%前後の成長が予想されている。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.