サイオスがカイ気配スタート、顧客のDX投資追い風に20年12月期業績予想は計画上振れ
サイオス<3744>がカイ気配スタートとなっている。28日の取引終了後、集計中の20年12月期連結業績について、売上高が142億円から153億6000万円(前の期比12.2%増)へ、営業利益が4000万円から2億7500万円(同5.1倍)へ、純利益が1億5000万円から3億4000万円(同10.6倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。
新型コロナウイルスの再拡大を背景として、顧客におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)への投資が加速し、従来は21年12月期に売り上げを見込んでいた一部の案件が前倒しで売り上げ計上となったほか、複数の大型案件を新規に受注し、売り上げ計上したことが要因としている。
なお、同時に21年12月期業績予想を発表しており、売上高155億円(前期比0.9%増)、営業利益3億2000万円(同16.4%増)、純利益2億5000万円(同26.5%減)を見込むとした。