カンダは3日続伸、21年3月期営業利益及び配当予想を上方修正
カンダホールディングス<9059>は3日続伸し昨年来高値を更新した。2日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業利益を17億5000万円から21億円(前期比16.2%増)へ、純利益を10億8000万円から13億9000万円(同33.6%増)へ上方修正し、期末配当予想を12円から14円へ引き上げたことが好感されている。
新型コロナウイルスの影響により、国内部門で食品・衛生用品・日用雑貨などの貨物量の大幅な増加が見られた一方、国際部門で貨物量が大幅に減少したことから、売上高は441億円から434億円(同0.8%減)へ下方修正した。ただ、引き続き「業績改善運動」を推進し、適正運賃の確保を図ったほか、経費の削減を進めたことなどで利益は計画を上回った。なお、年間配当は26円となり、前期実績に対しては2円の増配となる予定だ。
同時に発表した第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高328億2600万円(前年同期比0.9%減)、営業利益17億5100万円(同16.5%増)、純利益12億1300万円(同37.0%増)だった。