JIG-SAW---20年12月期は2ケタ増収、データコントロール事業は上場以来24四半期連続で過去最高の月額課金売上

材料
2021年2月8日 11時09分

JIG-SAW<3914>は、5日、2020年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比22.0%増の21.92億円、営業利益が同0.4%減の3.13億円、経常利益が同26.5%減の4.54億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同26.8%減の3.26億円となった。

同社グループは、IoT、IIoT分野に加え「生物・細胞」がインターネットとつながるIoE(Internet of Everything)の世界を見据えたビジネス開発を、グローバルで着実に進めている。

データコントロール事業の売上は、安定した完全サブスクリプションモデルの継続課金売上と一時的なスポット売上で構成されている。当年度においても、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けることなく、引き続き解約率の低い月額課金案件の受注獲得を推し進めており、前年同期と比較して月額課金売上は4.11億円純増し、上場以来24四半期連続で過去最高の月額課金売上のプラス成長となって極めて堅調に推移している。なお、当年度における営業利益の前年比率は、第1四半期37.4%減、第2四半期26.6%減、第3四半期18.0%減、会計年度末0.4%減となり、現在積極的に実施している先行投資をほぼ回収する大幅改善となった。

IoT分野においては、IoTデバイス管理アルゴリズム「neqto: 」をベースに北米を軸としたビジネス基盤のグローバル展開を加速させている。世界の大手クラウドプラットフォームや大手通信キャリア等の提携による統合ソリューション等により、業種や規模にとらわれることなく世界中のあらゆるモノをシームレスに接続するための環境が構築されるとともに、全世界における双方向データ制御のIoTサービス実現に向かっている。さらに、「neqto: 」は全米トップキャリアからOpen Deviceの公式認証を取得し、IoT市場において最もスピーディーなエンタープライズレベルIoTソリューションの展開が可能となった。また、引き続き今後の高い事業成長を実現すべく、将来に向けた投資である研究開発費・販売促進費・人件費・グローバル展開のための先行投資を、前年同期比約3.50億円の大幅増としている。

2021年12月期通期については、ストック型ビジネスの堅調な推移により現時点において過去最高の売上高が見込まれる状況だが、日本国内だけにとどまらないグローバルなIoT事業の大きな成長とそのための事業投資に関する不確定な要素が多く、適正かつ合理的な業績予想の策定が困難であるため、業績予想を記載していない。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.