帝人は後場マイナスに転じる、21年3月期最終損益予想を一転赤字に下方修正
帝人<3401>は後場マイナスに転じている。午前11時30分ごろ、21年3月期の連結業績予想について、最終損益を250億円の黒字から100億円の赤字(前期252億5200万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けている航空機市場が長期低迷化するとの見通しにより、炭素繊維事業の固定資産にかかる減損損失などの特別損失を織り込んだという。なお、自動車を中心とする市場の回復により、売上高は8000億円から8100億円(前期比5.1%減)へ、営業利益は500億円から550億円(同2.1%減)へ上方修正している。
なお、同時に発表した第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高6097億4100万円(前年同期比5.8%減)、営業利益452億4300万円(同6.2%減)、純利益268億2200万円(同11.1%減)だった。