エンビプロがカイ気配スタート、21年6月期業績及び配当予想を上方修正
エンビプロ・ホールディングス<5698>がカイ気配スタートとなっている。8日の取引終了後、21年6月期の連結業績予想について、売上高を288億6000万円から357億円(前期比5.4%増)へ、営業利益を5億1000万円から10億円(同26.5%増)へ、純利益を4億1000万円から8億7000万円(同44.5%増)へ上方修正し、営業減益予想から一転して増益予想としたとともに、期末一括配当予想を10円から15円へ引き上げたことが好感されている。
想定よりも早い国内外の経済活動再開の動きによる取扱量の回復に加えて、中国の旺盛な鉄鋼需要を背景とした鉄スクラップ価格の上昇や、最終処分場逼迫問題の緩和による操業の安定などにより、売上高が計画を上回る見通し。また、廃棄物処理受託価格の是正や生産工程の効率化、ヤード賃借料などの固定費削減効果も寄与する。
なお、同時に発表した第2四半期累計(20年7~12月)決算は、売上高166億1500万円(前年同期比11.1%減)、営業利益5億3200万円(同19.5%減)、純利益4億8900万円(同11.0%減)だった。