ソフトバンクGがカイ気配スタートで7連騰、4~12月期最終利益が驚異の3兆円超え
ソフトバンクグループ<9984>がカイ気配スタートで7連騰と上げ足を加速させている。株価は前日までの6営業日で1400円近い上昇をみせていたが勢いに衰えは見られない。約21年ぶりの高値圏を走る展開にあるが、19年6月の株式分割後初となる1万円大台も意識される局面に入った。同社が8日取引終了後に発表した20年4~12月期決算は最終利益が前年同期比6.4倍の3兆551億6200万円と急拡大し、同期間での過去最高を更新した。世界的な株式市場の活況を背景に傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の運用成績が好調で収益を押し上げた。最終利益が3兆円を超えたのは通期ベースでも国内企業で過去に前例がなく、これを評価する買い攻勢が継続している。