鋳鉄管は一時S高、朝来市からAIを用いた水道管路劣化診断業務を受託
日本鋳鉄管<5612>が一時ストップ高の1606円に買われている。同社は8日、兵庫県朝来市と水道管路劣化診断業務の委託契約を締結したと発表。同社として、Fracta‐AI(機械学習)を用いた全国初の本格提供先になるといい、更なる採用拡大などが期待されているようだ。
この業務は、朝来市が管理する管路データ(配管データや漏水履歴など)に対して、開発パートナーの米フラクタが構築した環境ビッグデータとAIを用いて、張り巡らされた配管の破損確立を詳細に算出し、管理更新事業及び水道管の漏水防止並びに維持管理を効率的に推進するため、網羅的・総合的に劣化診断を実施するもの。なお、朝来市の取り組みは、厚生労働省の「IoT活用推進モデル事業」に採択されている。