三井海洋が大幅続落、20年12月期は赤字幅拡大で従来予想を下回り着地
三井海洋開発<6269>が大幅続落している。9日の取引終了後に発表した20年12月期連結決算が、売上高3099億2500万円(前の期比6.8%減)、営業損益216億1400万円の赤字(前の期48億4100万円の赤字)、最終損益130億7600万円の赤字(同182億2700万円の赤字)となり、従来予想の営業損益170億円の赤字を下回って着地したことが嫌気されている。
FPSOの建造工事が想定よりも進捗したことで、売上高は2800億円の従来予想を上回ったものの、欧州で続く新型コロナウイルス感染症の拡大がFPSO建造工事におけるサプライチェーンに与える影響などを再評価し、建造コストを見直したことから赤字幅が拡大したという。
なお、21年12月期業績予想は、売上高4000億円(前期比29.1%増)、最終利益50億円を見込んでいる。