明日注目すべき【好決算】銘柄 ツインバード、SKジャパン、はてな (26日大引け後 発表分)

注目
2021年2月28日 11時00分

2月26日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ツインバード <6897> [東証2]  ★今期経常を2倍上方修正

◆21年2月期の連結経常利益を従来予想の2億4000万円(予想レンジ中値)→4億8600万円に2.0倍上方修正。増益率が3.6倍→7.4倍に拡大する見通しとなった。米モデルナ社の新型コロナウイルス感染症ワクチン用ディープフリーザー「SC-DF25WL」の製造が計画を上回るペースで順調に推移し、5000台を厚生労働省向けに出荷したことが上振れの要因。

はてな <3930> [東証M]  ★今期経常を6.2倍上方修正

◆21年7月期の経常利益(非連結)を従来予想の1700万円→1億0500万円に6.2倍上方修正。減益率が93.9%減→62.4%減に縮小する見通しとなった。コンテンツマーケティングサービスの顧客単価が想定を下回り売上高は計画未達となるものの、データセンター利用料の抑制に加え、在宅勤務で旅費交通費やオフィス運営費用が減少し、採算は大きく改善する。

虹技 <5603>   ★今期経常を3.2倍上方修正、配当20円実施へ

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の1億円→3億2000万円に3.2倍上方修正。減益率が73.1%減→14.0%減に縮小する見通しとなった。コスト削減の進展に加え、海外子会社における選別受注や長期滞留債権の回収が利益を押し上げる。

業績上振れに伴い、従来無配としていた期末一括配当は20円(前期は50円)実施する方針とした。

SKジャパン <7608>   ★今期経常を47%上方修正

◆21年2月期の連結経常利益を従来予想の1億5000万円→2億2000万円に46.7%上方修正。減益率が75.5%減→64.0%減に縮小する見通しとなった。1月に発出された緊急事態宣言の業績への影響が限定的だったことに加え、人件費や旅費交通費など経費削減を一段と進めたことが上振れの要因となる。

宇徳 <9358>   ★今期最終を6.5倍上方修正

◆21年3月期の連結最終利益を従来予想の1億円→6.5億円に6.5倍上方修正。減益率が95.9%減→73.2%減に縮小する見通しとなった。宇徳通運の連結子会社化に伴い、負ののれんが発生することが最終利益を押し上げる。

同時に、従来未定としていた期末一括配当は5円(前期は12円)実施する方針とした。

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