株価指数先物【昼のコメント】 ロングの解消は一巡、後場は仕切り直しに
日経225先物は11時30分時点、前日比50円安の2万9530円(-0.16%)前後で推移している。寄り付きは2万9950円とシカゴ先物清算値(2万9900円)を上回るギャップスタートとなり、現物の寄り付き直後には一時3万10円をつける場面もあった。しかし、その後は利益確定が優勢となるなか、じりじりと上げ幅を縮め、前引けにかけては下落に転じる展開となっている。
寄り付き直後に節目の3万円を回復し、いったん達成感が意識された形である。実際、前引けにかけてあっさり下落に転じており、今週末の米雇用統計や来週のメジャーSQを控え、積極的にはポジションを取りづらい需給状況といったところであろう。なお、朝方のロングに傾いたポジションは解消されたと考えられ、後場は仕切り直しとなりそうだ。前引けのTOPIXの下落率は0.48%であり、足元の状況から日銀のETF買い入れを期待する向きはないだろう。
株探ニュース