話題株ピックアップ【夕刊】(3):エムアップ、ナノキャリア、メタップス
■エムアップ <3661> 2,514円 +119 円 (+5.0%) 本日終値
エムアップホールディングス<3661>が大幅高で4日ぶりに反発。1日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。上限を10万株(発行済み株数の1.11%)、または2億円としており、取得期間は3月5日から4月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とすることや株主還元の拡充及び資本効率の向上のためとしている。
■ゼネラルパッカー <6267> 2,145円 +101 円 (+4.9%) 本日終値
ゼネラルパッカー<6267>が反発。1日の取引終了後、21年7月期の連結業績予想について、営業利益を6億4600万円から7億4600万円(前期比10.7%減)へ、純利益を4億5500万円から5億3500万円(同5.8%減)へ上方修正し、あわせて従来30円を予定していた期末配当予想を35円に引き上げると発表したことが好感された。売上高は従来見通しの82億円(同3.8%減)を据え置いたものの、上期において包装機械事業の売上総利益率が改善したことや下期における売上総利益の見込み、更に費用執行計画などを総合的に勘案し、利益を上方修正したという。なお、同時に発表した第2四半期累計(20年8月~21年1月)決算は、売上高42億8300万円(前年同期比14.9%減)、営業利益5億1600万円(同2.8%増)、純利益3億5800万円(同2.2%増)だった。
■ナノキャリア <4571> 347円 +15 円 (+4.5%) 本日終値
ナノキャリア<4571>が反発。午前9時30分ごろ、イスラエルの創薬会社VBLセラピューティクス社から国内開発販売権を取得した遺伝子治療製品「VB-111」に関して、VBL社が米国で実施中の再発悪性神経膠芽腫(rGBM)を対象とした医師主導第2相臨床試験で投与を開始したと発表しており、これが好感された。「VB-111」に関しては、VBL社が米国を中心にプラチナ抵抗性卵巣がん及び大腸がんを対象とした開発も進めているほか、ナノキャリアがプラチナ抵抗性卵巣がんを対象とした第3相臨床試験に日本が参画するための治験計画届を昨年11月26日に医薬品医療機器総合機構に提出しており、現在は国内の治験実施施設での手続きが進んでいるという。なお、同件による21年3月期業績への影響はないとしている。
■メタップス <6172> 1,457円 +53 円 (+3.8%) 本日終値
メタップス<6172>が3日ぶりに反発。同社はきょう午前中にSaaS一元管理ツール「メタップスクラウド」が、米セールスフォース・ドットコムのCRM(顧客情報管理)プラットフォーム「Salesforce」とAPI連携を開始したと発表しており、これが好感されたようだ。これにより、それぞれのSaaSにログインする際に必要なIDやパスワードを個別に管理する必要がなくなり、「メタップスクラウド」の認証基盤を利用することで「Salesforce」へのシングルサインオンによるログインが可能になるとしている。
■セキュアヴェイル <3042> 644円 +21 円 (+3.4%) 本日終値
セキュアヴェイル<3042>が3日ぶりに反発。1日の取引終了後、従来無配を予定していた21年3月期の配当について、期末に5円の配当を実施すると発表した。8月20日に創立20周年を迎えることを記念して記念配当を実施する。なお、同社が配当を行うのは、06年6月に上場して以来初となる予定だ。
■アルチザネットワークス <6778> 1,772円 +55 円 (+3.2%) 本日終値
アルチザネットワークス<6778>が大幅続伸。1日の取引終了後、21年7月期の連結業績予想について、売上高を36億円から39億円(前期比20.7%増)へ、営業利益を4億8200万円から7億8000万円(同78.1%増)へ、純利益を3億7700万円から5億3000万円(同20.7%増)へ上方修正したことが好感された。上期における主力のモバイルネットワークソリューションにおいて、国内5G向け製品の追加受注などがあり、計画を上回ったことが売上高・利益を押し上げるとしている。
■リネットJ <3556> 763円 +21 円 (+2.8%) 本日終値
リネットジャパングループ<3556>が5日ぶりに反発。1日の取引終了後、3月9日に発行した第18回新株予約権について、割当先のSBI証券に対して行使停止指定の通知を行うと発表しており、これが好材料視された。資金使途目的である「M&A資金」「海外事業の運転資金の貸付」に加え、国内事業資金についても一定量の確保ができているという。行使停止期間は3日から9月30日までで、対象となる新株予約権は7939個(潜在株式数79万3900株)。
■イード <6038> 880円 +23 円 (+2.7%) 本日終値
イード<6038>が続伸。1日の取引終了後、ブリスラボ(東京都港区)が運営する食事宅配・食材宅配の情報メディア「デリ食ナビ」及び「食事宅配ライフ」の2つの事業を取得し、運営を開始したと発表しており、これが好材料視された。今回の2事業の取得は、コロナ禍での需要にこたえるのが狙い。「デリ食ナビ」及び「食事宅配ライフ」は、おすすめの食事宅配・食材宅配のサービスを紹介するメディアで、ダイエット中の人向けや一人暮らしの人向け、高齢者向けなど、目的に合わせて情報を得ることも可能という。
■ユーピーアール <7065> 3,535円 +90 円 (+2.6%) 本日終値
ユーピーアール<7065>が反発。1日の取引終了後、衛生管理システム「UPR HACCP」が、マルハンダイニング(東京都江東区)に採用されたと発表しており、これが好感された。マルハンダイニングは、パチンコホール「マルハン」併設の飲食店「ごはんどき」「てんがららーめん」をはじめ、「カフェバンカレラ」やスペシャルティコーヒー専門店「Scrop COFFEE ROASTERS」などの飲食サービスを提供している。今回の採用では、まず21年3月からグループの約30店舗で試行運用を開始し、4月から約300店舗へ導入。更に6月末までに約300店舗への追加導入を目指すとしている。
■ビーアンドピー <7804> 1,185円 +22 円 (+1.9%) 本日終値
ビーアンドピー<7804>は4日続伸。午後1時ごろ、新規事業としてデジタルサイネージ事業を開始したと発表しており、これが好感された。「広告サインを知り尽くしたインクジェット出力会社が運営するデジタルサイネージ」をコンセプトに、同社が強みとするセールスプロモーションに関するノウハウを最大限活用したデジタルサイネージを小売業を中心に展開するという。なお、21年10月期業績への影響は軽微としている。
●ストップ高銘柄
日本銀行 <8301> 40,000円 +7,000 円 (+21.2%) ストップ高 本日終値
INCLUSIVE <7078> 4,570円 +700 円 (+18.1%) ストップ高 本日終値
エコモット <3987> 984円 +150 円 (+18.0%) ストップ高 本日終値
ビットワングループ <2338> 542円 +80 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値
フレンドリー <8209> 554円 +80 円 (+16.9%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
サンデンHD <6444> 383円 -80 円 (-17.3%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース