東京株式(前引け)=前日比571円安、パウエル発言への失望で売り膨らむ

市況
2021年3月5日 11時50分

5日前引けの日経平均株価は前日比571円00銭高の2万8359円11銭。前場の東証1部の売買高概算は6億5293万株、売買代金は約1兆4000億円。値上がり銘柄数は404、値下がり銘柄数は1738、変わらずは52銘柄だった。

日経平均株価は大幅続落。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は4日、米メディア主催の会合で、「現在の金融政策のスタンスは適切」と述べ、米長期金利上昇に対する抑制策を期待した市場の失望感を誘った。このなか、前日のNYダウは345ドル安と大幅安となった。この流れを受け、東京市場も売り先行の展開となり、日経平均株価は一時下げ幅は600円を超えた。ハイテク株など値がさ株を中心に売りが膨らんだ。半面、原油価格の上昇で石油関連株などが高い。

個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が安く、任天堂<7974>やソニー<6758>が売られた。東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>、村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>など半導体や電子部品株が安い。半面、国際石油開発帝石<1605>が高く、NEC<6701>、東芝<6502>が値を上げた。

出所:MINKABU PRESS

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