日経平均は大幅に4日続伸、米株高追い風にSQ通過で上げ幅拡大/相場概況

市況
2021年3月12日 15時57分

日経平均は大幅に4日続伸。11日の米国市場でNYダウは188ドル高と5日続伸し、連日で過去最高値を更新した。1.9兆ドル規模の追加経済対策が成立し、30年物国債入札が無難な結果で長期金利も落ち着きを見せた。本日の日経平均はこうした流れを好感して76円高からスタートすると、朝方こそマイナスに転じる場面があったものの、先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)算出を通過したこともあって上げ幅を拡大。後場には29744.32円(前日比532.68円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比506.19円高の29717.83円となった。なお、SQ値は29282.41円。東証1部の売買高は15億8290万株、売買代金は3兆6235億円だった。業種別では、金属製品、電気機器、海運業が上昇率上位だった。一方、電気・ガス業、不動産業、陸運業など4業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の57%、対して値下がり銘柄は38%となった。

個別では、米半導体株高の流れから東エレク<8035>が4%超上昇し、SUMCO<3436>やレーザーテック<6920>は大幅高。ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、任天堂<7974>、村田製<6981>、エムスリー<2413>などの値がさ株も堅調ぶりが目立った。楽天<4755>は日本郵政<6178>と資本提携するとの報道を受けて後場急伸。また、決算が好感されたラクスル<4384>はストップ高水準で取引を終え、鎌倉新書<6184>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、売買代金上位ではファーストリテ<9983>が小幅ながら逆行安。一部証券会社の投資判断引き下げが観測された。中外薬<4519>は朝方、新型コロナウイルス治療薬の治験結果を嫌気した売りが広がった。決算発表銘柄ではサムコ<6387>やアイモバイル<6535>が売られ、Casa<7196>などは東証1部下落率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

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