東京株式(大引け)=302円高、FOMC通過後の米株高受け3万円大台回復

市況
2021年3月18日 15時36分

18日の東京株式市場は前日の米株高を受けリスク選好となり、日経平均株価は急反発に転じ一時570円あまり上昇する場面もあったが、後場は伸び悩んだ。

大引けの日経平均株価は前営業日比302円42銭高の3万216円75銭と反発。東証1部の売買高概算は15億9934万株、売買代金概算は3兆3544億8000万円。値上がり銘柄数は1444、対して値下がり銘柄数は654、変わらずは97銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日のFOMCの結果を受けた米株高が追い風となった。FOMCではFRBが2023年末までゼロ金利政策を維持する方針を表明したことで買い安心感が浮上、米国株市場ではNYダウが最高値を更新し初めて3万3000ドル台に乗せた。東京市場でもこの流れを引き継ぎ、主力株中心に買いを集め日経平均は大きく上値を追う形となった。寄り付きに3万円大台を回復した後も、一貫して上げ幅を広げ、前場中ごろには570円強の上昇で3万500円近くまで急伸する場面があった。後場寄りに大口の売りが出て日経平均は大きく上げ幅を縮小したものの、銀行や証券、自動車株などが買われ全体を支えた。終値で3万円大台を回復し約1カ月ぶりの高値をつけている。売買代金は3兆5000億円台と活況だった。

個別では、トヨタ自動車<7203>が大きく買われ、ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢。東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>など半導体関連も上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが物色人気。わかもと製薬<4512>は3日連続のストップ高、セレス<3696>もストップ高に買われた。エニグモ<3665>が急騰、マネックスグループ<8698>も大幅高。アイロムグループ<2372>なども値を飛ばした。

半面、ソフトバンクグループ<9984>、任天堂<7974>が冴えず、テルモ<4543>も軟調。JR東日本<9020>も値を下げた。エイチ・アイ・エス<9603>の下げも目立つ。丸運<9067>が大きく利食われ、日本アジアグループ<3751>も大幅安。アスクル<2678>、enish<3667>なども売られた。

出所:MINKABU PRESS

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