東京株式(前引け)=前日比261円安、3万円ラインを巡る攻防に
19日前引けの日経平均株価は前日比261円95銭安の2万9954円80銭。前場の東証1部の売買高概算は7億6398万株、売買代金は約1兆4477億円。値上がり銘柄数は1001、値下がり銘柄数は1114、変わらずは79銘柄だった。
日経平均株価は軟調。米長期金利の上昇が警戒され、前日の米国市場は値を下げた。特にハイテク株を中心にナスダック指数が急落するなか、この日の東京市場も値を下げて推移。日経平均は寄り付きから2万9900円台に下落。その後、下値で売買が交錯するなか3万円ラインを巡る一進一退となった。この日は日銀金融政策決定会合の結果発表が予定されていることも買い手控えの要因となった。
個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>が値を下げ、東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>、SUMCO<3436>が安い。任天堂<7974>やソニー<6758>が値を下げた。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といったメガバンクが高く、武田薬品工業<4502>や東芝<6502>、ホンダ<7267>が値を上げた。