★本日の【イチオシ決算】アクセル、ＪＣＲファ、ミスミＧ (3月25日)

注目

2021年3月25日 19時02分

１）本日（3月25日）引け後に発表された決算・業績修正

●イチオシ決算

【アクセル <6730> 】　★今期経常を一転28％増益に上方修正、配当も16円増額

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の3億2000万円→6億8400万円に2.1倍上方修正。従来の40.2％減益予想から一転して27.9％増益見通しとなった。パチンコ・パチスロ機向けメモリモジュール製品の販売が想定より大きく伸びることが寄与。経費削減や研究開発費の支出時期を見直したことに加え、NEDO助成金収入や投資事業組合運用益を計上することも利益を押し上げる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の11円→27円(前期は21円)に大幅増額修正した。

●サプライズな決算発表・業績修正

トーエネク <1946> 　　★今期経常を一転4％増益・最高益に上方修正、配当も20円増額

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の109億円→130億円に19.3％上方修正。従来の12.9％減益予想から一転して3.9％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大による業績への影響が想定より軽微にとどまったことが寄与。利益率が高い大型工事の順調な進捗に加え、工事原価の圧縮が進んだことも利益を押し上げる。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の115円→135円(前期は150円)に増額修正した。

ネットイヤー <3622> [東証Ｍ]　　★今期経常を2.8倍上方修正

◆21年3月期の連結経常損益を従来予想の5000万円の黒字→1億3900万円の黒字(前期は7700万円の赤字)に2.8倍上方修正した。広告サービスなどにコロナ禍の影響があるものの、受注は総じて堅調に推移し、売上高が計画を上回ることが寄与。テレワーク化に伴うオフィス経費の減少なども上振れに貢献する。

田岡化 <4113> [東証２]　　★今期期末配当を20円増額修正

◆21年3月期の期末配当を従来計画の70円→90円(前年同期は60円)に増額修正した。好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。

ＪＣＲファ <4552> 　　★今期経常を52％上方修正・最高益予想を上乗せ

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の60億円→91億円に51.7％上方修正。増益率が82.2％増→2.8倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。契約金収入が64億円と期初予想の42.2億円を大幅に上回ることが上振れの要因となる。

オプトエレ <6664> [ＪＱ]　　★12-2月期(1Q)経常は黒字浮上で着地

◆21年11月期第1四半期(20年12月-21年2月)の連結経常損益は2.6億円の黒字(前年同期は2.5億円の赤字)に浮上して着地。米国で新型コロナウイルス感染症などの検査装置の付属機器として採用された2次元ハンディスキャナ「L-22X」の需要増加が継続し、37.3％の大幅増収を達成したことが寄与。米ハネウェル社による訴訟の和解成立に伴い、前期に計上した弁護士費用がなくなったことも黒字浮上につながった。

第1四半期実績だけで、通期計画の4.1億円に対する進捗率は63.0％に達しており、業績上振れが期待される。

日本アンテナ <6930> [ＪＱ]　　★今期期末一括配当を5円増額修正

◆21年3月期の期末一括配当を従来計画の21円→26円(前期は21円)に増額修正した。1990年9月に株式を店頭公開してから今期に30周年を迎えることから、記念配当5円を実施する。

ミスミＧ <9962> 　　★今期経常を一転15％増益に上方修正、配当も増額

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の205億円→268億円に30.7％上方修正。従来の11.8％減益予想から一転して15.3％増益見通しとなった。中国で5Gや二次電池関連の設備・装置需要が好調に推移するなど、海外業績の伸長が収益を押し上げる。IT活用や自動化による効率化の徹底、投資の厳選などによる採算改善も上振れに貢献する。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の13.13円→14.09円(前期は14.55円)に増額修正した。

２）3月26日の決算発表銘柄（予定）　★は注目決算

■引け後発表

◆本決算：

<2354> ＹＥデジタル [東２]

◆第1四半期決算：

<9717> ジャステック

◆第2四半期決算：

<2484> 出前館 [ＪＱ] 　　　★

<7514> ヒマラヤ

◆第3四半期決算：

<3321> ミタチ産業