話題株ピックアップ【夕刊】(3):Welby、ヤマシタHD、アエリア

注目
2021年3月31日 15時20分

■Welby <4438>  1,445円  +300 円 (+26.2%) ストップ高   本日終値

Welby<4438>はストップ高。スズケン<9987>が30日の取引終了後、Welbyが開発した「新型コロナワクチン接種前後の症状管理・共有PHRプラットフォーム」を医療機関や自治体向けに共同で展開することを発表しており、これが材料視されたようだ。同プラットフォームは、Welbyが既に提供しているPHRプラットフォームを基盤に開発を行ったもので、新型コロナワクチン接種前後の症状や体調変化の記録や管理が容易に実施できる製品。Welbyでは、自社サービスを利用する2万600軒を超える全国の医療機関や市民・患者が同プラットフォームを利用できるといい、今後スズケンをはじめ、製薬企業や電子カルテメーカーなどのパートナーと共同で全国の医療機関や自治体への普及を推進するとしている。

■ヤマシタHD <9265>  2,195円  +400 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>がストップ高。30日の取引終了後、21年5月期の連結業績予想について、売上高を631億800万円から653億600万円(前期比1.0%増)へ、営業利益を5億2400万円から7億3100万円(同30.4%増)へ、純利益を3億4500万円から5億600万円(同10.3%増)へ上方修正し、あわせて41円を予定していた期末配当一括予想を68円に引き上げると発表したことが好感された。期後半に入り、医療機器備品や低侵襲治療機器などの主力商品分野の売り上げが想定以上に回復したことに加え、空間除菌機器など感染対策機材や各種検査機器などコロナ対策関連商品に対する医療機関の需要増加に対し、ある一定の対応ができたことが要因としている。なお、第3四半期累計(20年6月~21年2月)決算は、売上高497億8300万円(前年同期比3.8%増)、営業利益6億7600万円(同48.6%増)、純利益4億9600万円(同24.7%増)だった。

■アエリア <3758>  627円  +100 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値

アエリア<3758>がストップ高。きょう午後2時ごろ、連結子会社のサクラゲートが音楽専門のNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「The NFT Records」を、今春をメドに全世界に向けてスタートすると発表しており、これが材料視されたようだ。同サービスは、音楽アーティストやレコードレーベルが保有する楽曲をNFT化し、世界中に販売するためのマーケットプレイス。同社では、レーベル単位でのNFT化やアーティストのNFT楽曲販売についてのサポートも行うとしている。

■山田債権 <4351>  656円  +100 円 (+18.0%) ストップ高   本日終値

山田債権回収管理総合事務所<4351>はストップ高。30日の取引終了後に株主優待制度を拡充すると発表しており、これが好感された。現行制度では毎年12月31日時点で100株以上を保有する株主に一律で1000円分のクオカードを贈呈しているが、新制度では6月30日及び12月31日に100株以上保有する株主に対してクオカード1000円分を贈呈する。なお、新制度は21年6月30日から適用するとしている。

■ジェネレーションパス <3195>  591円  +66 円 (+12.6%)  本日終値

ジェネレーションパス<3195>が反発。30日の取引終了後、水産物の流通・販売を手掛ける羽田市場(東京都大田区)と業務提携すると発表しており、これが好感されたようだ。同社では、羽田市場の生鮮品仕入ルートや物流網を活用するとともに、自社の得意領域である複数のEC店舗展開によるマーケティング情報の集積を通した購買データの分析を進めるなど、両社の強みを生かした各種施策を実行するという。今後、生鮮食品分野におけるEC事業の更なる拡大を目指すとしている。

■バイク王&カンパニー <3377>  613円  +58 円 (+10.5%)  本日終値

バイク王&カンパニー<3377>が急伸、昨年来高値を更新した。30日の取引終了後、21年11月期の単独業績予想について、売上高を230億円から235億円(前期比5.2%増)へ、営業利益を8億円から10億円(同41.4%増)へ、純利益を6億2000万円から7億7000万円(同29.6%増)へ上方修正したことが好感された。上期において、バイクの仕入れで前期同様に高市場価値車両の確保を継続していることに加えて、バイクの販売が好調に推移していることが要因。またホールセールも、高市場価値車両の確保が奏功し好調に推移しているという。

■Mipox <5381>  620円  +48 円 (+8.4%)  本日終値

Mipox<5381>は継続的な買いが流入、全体相場に逆行し上値指向を鮮明としている。前日に64円高の636円まで上値を伸ばした後に値を消し、長い上ヒゲをつける形となったが、改めて買い直される展開。微細加工の液体研磨剤大手で半導体市場の拡大で恩恵を受けている。また、最近では世界的な脱炭素への取り組みと並行して省エネニーズを背景としたパワー半導体に関心が高まっている。同社は前日に、次世代パワー半導体用炭化ケイ素(SiC)ウエハーの新しい量産技術の確立を目指した大型共同研究を開始したことを発表しており、現在の市場テーマに乗る銘柄としてマーケットの視線が集まっている。

■エルテス <3967>  1,366円  +102 円 (+8.1%)  本日終値

エルテス<3967>が大幅反発。30日の取引終了後、100%子会社JAPANDXが、ドコモ・システムズ(東京都港区)と、ドコモ・システムズのクラウド型企業情報システム「dDREAMS」及びdDREAMSを構成する個々のクラウド型サービスの販売に関するパートナー契約を締結したと発表しており、これが好感された。今回締結したパートナー契約は、企業版ふるさと納税(人材派遣型)の仕組みを活用して、地方公共団体にITスキルの高い人材ならぬ「人財」を派遣し、「dDREAMS」を構成する個々のクラウド型サービスなどを通じて、安全・安心なデジタル化を推進するのが狙い。企業から地方公共団体へのIT人財派遣スキームを構築することで、地方公共団体のデジタルファーストへの取り組み支援を開始するほか、企業のIT人財育成と地域貢献をサポートし、地方創生に寄与するとしている。

■アルテック <9972>  351円  +26 円 (+8.0%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

アルテック<9972>が急騰。30日の取引終了後、上限5000万円、20万株(発行済み株式数の1.32%)の自社株買いを実施すると発表した。取得期間は4月1日から5月31日まで。また、同時に公表した第1四半期(20年12月~21年2月)連結決算は、売上高が前年同期比13.4%増の28億3600万円、営業損益は9300万円の黒字(前年同期は9400万円の赤字)となった。

■FFRIセキュリティ <3692>  2,198円  +144 円 (+7.0%)  本日終値

FFRIセキュリティ<3692>が3日ぶり急反発に転じたほか、デジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>が大幅高で6連騰とサイバーセキュリティー関連株の一角に投資資金が向かった。ランサムウェアを使ったハッキングが昨年は3倍に急拡大したことが伝えられるなど、サイバー犯罪の急増が改めて懸念されている。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が推進されるなか、サイバーセキュリティーに対する意識も高まりをみせており、標的型攻撃に特化したソフトを自社開発しているFFRIや金融向けで実績の高いDITなどに物色資金が集まっている。

●ストップ高銘柄

シキノハイテック <6614>  2,109円  +400 円 (+23.4%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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