株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は前日の下落分を埋める
日経225先物は11時30分時点、前日比100円安の2万9610円(-0.33%)前後で推移している。寄り付きは2万9690円とシカゴ先物清算値(2万9680円)にサヤ寄せする形から、小幅に下落して始まった。寄り付き直後につけた2万9700円を高値に軟化し、前場半ばには2万9510円まで下落幅を広げた。しかし、引き続き2万9500円水準での底堅さが見られるなか、前引けにかけては2万9600円~2万9650円辺りでの推移を見せている。
前日のTOPIX優位の状況から巻き戻す動きとなり、東証1部の騰落銘柄数は値下がり数が全体の8割を超えた。これによりNT倍率は先物中心限月で15.18倍に上昇しており、前日の下落分を埋めている。前引けのTOPIXの下落率は0.80%であり、日銀のETF買い入れは期待しづらいだろう。グローベックスの米株先物は小幅ながらも主要な指数先物は上昇して推移しているため、下支え要因にはなるが、引き続きポジションを大きく傾けづらく、NTロングなどスプレッド狙いでの対応に。
株探ニュース