<動意株・9日>(前引け)=松田産業、ニレコ、SHIFT

材料
2021年4月9日 11時31分

松田産業<7456>=急反発。上値を伸ばし3月23日につけた年初来高値2185円をクリアした。電子部品スクラップから貴金属を回収する貴金属リサイクル事業を主力展開する。ここ金市況が底入れ反騰局面にあることで、同社の収益環境に追い風が意識される局面にある。同社の主要顧客であるエレクトロニクス業界は半導体産業を中心に生産活動が活発化しており、つれて貴金属リサイクルの取扱量も増加傾向をたどっている。21年3月期は営業利益段階で17%増益と2ケタ成長継続の見込み。株価はPERやPBRなど指標面からも割安で上値を見込んだ投資資金の攻勢に弾みがついてきた。

ニレコ<6863>=上げ足早め年初来高値更新。鉄鋼業界向けなどを主力にプロセス制御機器や計測機器を手掛けるが、最近は半導製造装置分野で需要旺盛なオプティクス事業に傾注する構えをみせている。光学部品をグループ会社を通じて納入するほか、同社本体でもフォトマスク用にレーザー光源を手掛ける。中期的には高採算の半導体向けの需要開拓で収益体質が大きく向上する可能性も内包する。PBRが依然として0.6倍弱と超割安圏に放置されており、水準訂正余地が意識されている。

SHIFT<3697>=上昇トレンド加速。同社はソフトウェア製品やサービス開発で必須となるソフトウェアテスト事業を主力としており、金融機関やゲーム業界など幅広い業態の需要を取り込んでいる。8日取引終了後に発表した21年8月期上期(20年9月~21年2月)の決算を発表、新規顧客の獲得増加や案件規模の拡大を背景に売上高は前年同期比58%増の202億8700万円、営業利益は同20%増の14億8800万円と高水準の伸びを示した。これを好感する形で物色人気が集中した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.