IGポートが急反落、21年5月期業績予想を上方修正も市場予想に届かず
IGポート<3791>が急反落している。前週末9日の取引終了後、21年5月期の連結業績予想について、売上高を95億8800万円から102億2200万円(前期比12.8%増)へ、営業利益を4億6200万円から5億4900万円(同94.7%増)へ、最終利益を2億5900万円から4億1000万円(前期2200万円の赤字)へ上方修正したが、営業利益で6億円台半ばを見込んでいた市場予想を下回ることから、失望売りが出ているようだ。
出版事業で電子書籍の売り上げが増加していることに加えて、版権事業の一部の作品で来期に売り上げを予定していたものが今期に計上予定となったことが要因としている。また、業績予想の修正に伴い、5円を予定していた期末一括配当を10円(前期5円)に引き上げるとあわせて発表した。
なお、同時に発表した第3四半期累計(20年6月~21年2月)決算は、売上高68億9400万円(前年同期比0.7%増)、営業利益5億5700万円(同59.1%増)、最終利益4億2700万円(同2.4倍)だった。