エルテスは大幅高、22年2月期営業黒字転換予想で中期経営計画も評価
エルテス<3967>は大幅続伸、一気に水準を切り上げ1300円台に乗せてきた。同社はビッグデータ解析でデジタルリスクに対応し、SNS上での風評被害対策などを主力ビジネスとして展開する。13日取引終了後に21年2月期決算を発表、トップラインは小幅増収を確保したものの営業損益は3億3300万円の赤字だった。しかし、前期の業績悪は株価には既に織り込み済み。22年2月期は前期買収した警備子会社の業績などが寄与し営業損益は1億円の黒字化を見込む。また、同日にAIセキュリティーやDX推進などを軸とした中期経営計画を発表しており、これも手掛かり材料となっている。株価は3月末に1367円の年初来高値をつけた後、大幅な調整を入れており、足もと売り玉がこなれていたことも上値を軽くしている。