テラプローブは2年9カ月ぶり高値圏まい進、半導体設投ニーズ急拡大で商機捉える
テラプローブ<6627>は大幅高で3連騰、1400円台後半まで上値を伸ばした。連日で年初来高値圏をまい進する状況にあり、時価は18年7月以約2年9カ月ぶりの高値圏に浮上している。世界的な半導体不足が深刻視されており、バイデン米政権もデジタルインフラ投資の骨子として半導体設備拡充を掲げている。16日の日米首脳会談でも脱炭素への取り組みとあわせ、強靱な半導体サプライチェーンの構築が議題にあがることは必至だ。TSMCなど台湾の半導体受託生産大手への増産ニーズもひと頃とは比較できないほど高まっている。テラプローブは台湾の半導体封止・検査の大手である力成科技(PTI)の傘下企業で、半導体装置分野でDRAMやシステムLSIのテスト工程受託を手掛けており、ここにきての商機の高まりを株価が反映している。