Gunosyが年初来高値更新、第3四半期営業利益13%増で通期計画上回る
Gunosy<6047>が3日続伸し年初来高値を更新している。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年6月~21年2月)連結決算が、売上高64億5300万円(前年同期比42.8%減)、営業利益5億6300万円(同12.6%増)、純利益3億1400万円(同43.3%増)と2ケタ営業増益となり、通期計画を上回って着地したことが好感されている。
引き続きメディア価値向上施策による広告承認率の減少の影響を受け、Gunosy Adsの売り上げは苦戦したが、子会社ゲームエイトの運営するゲーム攻略メディア「game8.jp(ゲームエイト)」の月間ページビューが高水準で安定的に推移し、順調に成長した。費用面では、本社機能移転に伴う固定資産の見積耐用年数の変更により減価償却費は増加したが、財務強化のためコスト削減の推進に加えて、アドネットワークにかかる売上高の減少に伴い媒体費が減少したことも寄与した。
なお、21年5月期通期業績予想は、売上高88億9700万円(前期比36.4%減)、営業利益5億円(同41.7%減)、純利益2億5300万円(同34.5%減)の従来見通しを据え置いている。