【↑】日経平均 大引け| 小幅続伸、米株高受け買い先行も上値は重い (4月16日)

市況
2021年4月16日 16時18分

日経平均株価

始値  29789.08

高値  29789.08(09:00)

安値  29621.83(09:51)

大引け 29683.37(前日比 +40.68 、 +0.14% )

売買高  9億0915万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆0555億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は前日比40円高と小幅続伸、一時マイナス圏に下落

2.前日のNYダウは305ドル高と最高値、好調な経済指標好感

3.東京市場は週末で薄商いとなるなか上値の重い展開が続く

4.レーザーテクや東エレク、アドテストなど半導体関連は堅調

5.新型コロナ感染拡大を警戒しOLCや日本製鉄、商船三井など安い

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比305ドル高と続伸し過去最高値を更新した。小売売上高が市場予想を上回り景気回復への期待も強まったほか、長期金利の低下を受けハイテク株などが買われた。

東京市場では、日経平均株価は小幅続伸。前日の米株式相場の上昇が好感され、朝方は値を上げてスタートしたが、上値は重く後場にかけ小幅高で推移した。

前日の米株式市場では、NYダウが上昇し初の3万4000ドル台に乗せた。米3月小売売上高など好調な経済指標が好感された。これを受けた東京市場も買い先行でスタート。日経平均は一時、前日に比べ140円を超す上昇となった。ただ、買い一巡後は伸び悩む展開となりマイナス圏に転じる場面もあった。週末要因に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響などが警戒された。セクター別では鉱業、不動産、精密機器などが高く、海運、銀行、鉄鋼などの景気敏感株が安い。

個別銘柄では、任天堂<7974>やエムスリー<2413>が高く、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体関連株が高い。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が急伸し、BASE<4477>やメルカリ<4385>が値を上げた。紀文食品<2933>が買われた。

半面、ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>が安く、トヨタ自動車<7203>、武田薬品工業<4502>が軟調。東芝<6502>が売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が安く、オリエンタルランド<4661>、商船三井<9104>や日本製鉄<5401>が値を下げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエムスリー <2413> 、ファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、テルモ <4543> 、中外薬 <4519> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約53円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、リクルート <6098> 、セブン&アイ <3382> 、ソニーG <6758> 、富士フイルム <4901> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約38円。

東証33業種のうち上昇は21業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)保険業、(3)空運業、(4)不動産業、(5)精密機器。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)電気・ガス業、(3)銀行業、(4)鉄鋼、(5)金属製品。

■個別材料株

△ブロンコB <3091>

21年12月期営業利益4倍化予想で配当も6円増配。

△トリドール <3397>

孫会社が香港証券取引所に上場申請。

△アエリア <3758> [JQ]

リベル・エンタテインメントの「蒼焔の艦隊」が150万DL突破。

△エルテス <3967> [東証M]

12地方公共団体のスーパーシティ構想で主要事業者に選定。

△インフォネ <4444> [東証M]

博展からアイアクトの全株式取得へ。

△エスユーエス <6554> [東証M]

賞与引当金の精査が奏功し第2四半期業績は計画上振れ。

△大日光 <6635> [JQ]

帝京大学と宇宙工学関連で包括的連携協定を締結。

△HIOKI <6866>

自動車向け計測器需要高まり第1四半期営業利益79%増。

△AmidAH <7671> [東証M]

21年6月期業績及び配当予想の上方修正と株式分割など好感。

△フルヤ金属 <7826> [JQ]

貴金属化合物の受注好調で21年6月期業績予想を上方修正。

▼アップバンク <6177> [東証M]

Jトラスト社長藤澤信義氏の保有割合が低下。

▼東芝 <6502>

英ファンドからの買取提案を反対方向で調整。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)日置電機 <6866> 、(2)紀文食品 <2933> 、(3)スクエニHD <9684> 、(4)RPA <6572> 、(5)ブロンコB <3091> 、(6)トリドール <3397> 、(7)TOREX <6616> 、(8)長野計器 <7715> 、(9)ナルミヤ <9275> 、(10)gumi <3903>

値下がり率上位10傑は(1)ヨシムラHD <2884> 、(2)東京個別 <4745> 、(3)東芝 <6502> 、(4)キャリアL <6070> 、(5)Sサイエンス <5721> 、(6)東電HD <9501> 、(7)いであ <9768> 、(8)アーレスティ <5852> 、(9)ポピンズ <7358> 、(10)アレンザHD <3546>

【大引け】

日経平均は前日比40.68円(0.14%)高の2万9683.37円。TOPIXは前日比1.74(0.09%)高の1960.87。出来高は概算で9億0915万株。東証1部の値上がり銘柄数は1021、値下がり銘柄数は1051となった。日経ジャスダック平均は3954.53円(6.36円高)。

[2021年4月16日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.