KIMOTOはカイ気配、前期営業が上振れ着地で今期予想は2.2倍
KIMOTO<7908>がカイ気配を切り上げている。同社は22日取引終了後に、21年3月期通期の連結決算を発表。売上高は前の期比3.8%減の115億5700万円(従来予想は111億円)、営業損益は4億200万円の黒字(従来予想は2000万円の黒字)で着地した。
主要取引先の事業活動が徐々に回復するなか、IoT関連製品向け高付加価値製品の売り上げが増加。利益面では、生産体制の効率化に伴う原価低減や販管費の抑制が寄与した。
あわせて公表した22年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比9.0%増の126億円、営業利益が同2.2倍の9億円を見込む。世界市場の回復傾向が続くとの想定のもと、フィルム事業ではデジタルトランスフォーメーション(DX)による効率化及び自動化を進めるほか、デジタルツイン事業では点群データ処理やデータ編集を中心に新たな顧客を開拓するとしている。