大日本住友が反発、研究開発費減少で21年3月期業績は計画上振れ
大日本住友製薬<4506>が反発している。23日の取引終了後、集計中の21年3月期連結業績について、売上高が5150億円から5160億円(前の期比6.9%増)へ、営業利益が490億円から712億円(同14.5%減)へ、純利益が270億円から562億円(同37.9%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。
連結全体で売上高が概ね堅調に推移したことに加えて、研究開発費が減少したことが要因。また、従来予想で織り込んでいた減損損失のうち、抗がん剤として開発中のTP-0903の開発計画を見直した結果、仕掛研究開発の減損損失が発生しなくなったことも寄与した。