株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は保ち合いレンジを上放れつつある
日経225先物は11時30分時点、前日140円安の2万9030円(-0.47%)前後で推移している。寄り付きは2万9260円とシカゴ先物清算値(2万9235円)を上回って始まった。しかし、寄り付きを高値に軟化して、じりじりと下落幅を広げる展開となり、2万9000円に接近している。
朝方は米ハイテク株の上昇の流れを引き継ぐ格好から買い先行で始まったものの、テクニカル面では25日移動平均線が上値抵抗として意識されている。75日線を挟んだこう着であり、後場は2万9000円の底堅さを見極めることになろう。2万9000円を固める動きとなるようであれば、短期筋の買い戻しを誘う動きも意識されてくると考えられる。なお、NT倍率は先物中心限月で一時15.26倍に上昇しており、保ち合いレンジを上放れつつあるため、引き続きNTロングによるスプレッド狙いのスタンスは継続しておきたい。
株探ニュース